一般歯科
一般歯科
歯の表面のエナメル質に限局したむし歯。痛みはほとんどありません。
むし歯の状態、部位、お口の中の状態によって治療が必要か経過観察を行うか見極めが必要です。
エナメル質の内側にある象牙質までむし歯が進んだ状態。冷たいものがしみるなど症状が出てくることがあります。
前歯のむし歯や奥歯の比較的浅く範囲の小さいむし歯であれば、樹脂の詰め物(コンポジットレジン)で治療します。奥歯の比較的深く、範囲の広いむし歯は詰め物(インレー)で補います。さらに広い範囲のむし歯は被せ物で治療します。
神経までむし歯が進行した状態。冷たいものや熱いものがしみたりズキズキと痛み出します。放っておくと神経が死んでしまいます。
根管治療(歯の根の治療)を行います。
むし歯が進行し、歯の根だけになってしまった状態。神経が死んでしまい痛みが消えることが多いですが、根が感染し膿がたまると腫れたり痛みが出ます。
抜歯が必要になることもあり、抜歯した部分にはブリッジや入れ歯、インプラント治療などを行います。
見た目が白く、メタルインレーなどに比べ目立ちにくい材料です。治療期間が短く済むため、費用は比較的安価ですが適応ケースは限られており、経年劣化(強度・変色)の懸念もあります。
銀色の金属の詰め物で、強度が強く、奥歯の広めの範囲を治療する時に適しています。治療に回数がかかります。
審美性に劣り、金属アレルギーを起こす可能性があります。また、接着させるセメントが劣化しやすく、気づかないうちに内面でむし歯が進行してくる可能性があります。
フレームに金属を使用し、表の見える範囲は白いレジンになっています。保険適用範囲が限られています。
デメリットは個々の歯に合った色合いの再現が難しいこと、経年的に変色してしまうこと、金属とレジンのつなぎ目から破損しやすいことが挙げられます。
型取りした模型を元に、コンピュータ制御でレジンのブロックを削り出し、白い被せ物を作成します。保険適用で治療ができる歯と使う素材が限られています。金属より強度は劣ります。
耐久性に優れる銀色の金属の被せ物です。審美性に劣り、金属アレルギーを起こす可能性が考えられます。
支えの歯にセメントで固定するので比較的良く噛めます。着脱の煩わしさはありません。
支えの歯を大きく削る必要があリます。また、支えの歯に負担がががりやすくなります。
ほとんど歯を削る必要がありません。比較的短期間で治療ができます。設計の自由度が高くどのような欠損状態にも適応できます。
完全に固定しているわけではないので噛める力は弱くなります。着脱やお手入れのの煩わしさがあります。
周りの歯への負担が非常に少ないです。見た目は天然歯と違和感がなく、見映えも良好です。入れ歯などの義歯では味わえない、天然歯に近い噛みごたえがあります。
発音が安定します。生活レベルが向上し、利便性や快適性、審美性が高まります。
表面麻酔を使用します。
細い麻酔針のカルプーレ35G・33Gを使用し、刺入時の痛みを最小限にします。
麻酔を強い圧で一気に注入すると痛みが強くなるので、電動麻酔注射器で注入圧をコントロールし、痛みを軽減します。
カートリッジウォーマー(麻酔を37℃に温める装置)を使用することでも、麻酔の痛みはさらに小さくできます。
歯科用ルーペを使用し、拡大視野下で治療をすることで必要以上に歯を削ることを防ぎます。必要に応じて様々な倍率のルーペを使用します。
本来なら抜歯になるような進行したむし歯でも抜歯せずに治療できるケースもあります。可能な場合は外科的歯冠長延長術や矯正的挺出などの治療法をご提案し、できるだけ抜かずに歯を保存します。
治療前後に、必要に応じて口腔内カメラで撮影し、目に見える形で治療部位をご説明します。
むし歯が神経まで達してしまった、もしくはすでに神経は取ってあり根の先で感染を起こしてしまっている、そのような場合の治療を根管治療と呼びます。
根管とは歯の内部の神経が通っていた管のことを指し、場合によっては非常に細く複雑な形態をしていることもあります。そのような場合、従来の手作業による治療では限界があるため、当院では様々な器具を用いて治療を行います。
ニッケルチタンファイルと呼ばれる、従来の器具よりも柔軟性が高いものを使用し、複雑な形態に対応できるようにしています。
電動式のハンドピースを使うことで従来よりも時間を短縮して、より正確な治療を行えるようにしています。
むし歯はないのに冷たいもの甘いものを飲食した時や歯ブラシで触れた時に「キーン」と鋭くしみる症状がある場合、「象牙質知覚過敏症」いわゆる「知覚過敏」を疑います。
知覚過敏は以下の原因が考えられます。
歯の表面のエナメル質は非常に硬い構造となっていますが、歯ぎしりやくいしばりの過度な力がかかることで、噛み合わせの面や歯の付け根の部分が削れてしまいます。削れた歯は、神経への刺激が伝わりやすくなり、しみる症状が出てきます。
また、過度な力は歯の内部の神経や血管を圧迫し、刺激に対して敏感になってしまいます。就寝時の歯ぎしりや食いしばりについてはナイトガードを作製してコントロールしていきます。
歯周病などの原因で歯茎が下がってしまうと、刺激に敏感な歯の根っこが露出してしまいます。